自動車運転免許証を返納された後に、日常の足として電動アシスト付三輪自転車をお買い求めいただくお客さまがいらっしゃいます。
当店では、三輪や四輪の自転車をご購入いただく際には基本的に、確かに乗れること(日常の足として使えること)を試乗してご確認いただいてからご購入いただいています。
さて、自動車を移動の足として使われていた方のなかには、自転車に乗っておいででなかった方がいらっしゃいます。
しばらくの間、自転車に乗っておいででならなかったお客さまは。。。
二輪の自転車は怖くて安心できないと仰るので(付き添いのご家族も心配顔です)、お身体の様子などをカウンセリングさせていただき、三輪の自転車を試してもらいます。
ここで、困ったことになることがあります。。。
二輪の自転車ほどではありませんが、三輪の自転車も身体で左右のバランスを取りながら走行します。このバランスが取れないのです。どうしても右(または左)のほうへ進んでいってしまわれるのです。
そこで、次に、四輪の自転車を試してもらいます。
四輪の自転車は、四つの車輪で地面をしっかり踏みしめているため、停止状態であってもほとんど倒れることはありません。
そして、結果は同様。ご購入いただけなかったですが、乗れない自転車を購入されることを思えば、却って良かったです。
電動アシスト機能のついた自転車をお求めのお客さまは。。。。
電動アシスト機能の付いた三輪や四輪の自転車があります。
ペダルを踏み込む力や回転数などをセンサーが読み取り、電気モーターを動かすことによって人がペダルを踏む力を補助してくれる自転車です。
極稀にですが、ペダルを踏み込む力が弱すぎるお客さまがいらっしゃいます。自動車での外出はしていたものの、あまり歩くことがなかったそうで、どうも筋力が衰えていらしたようです。
筋力の低下と認知機能の低下には相関関係があるといわれているようです。認知機能や運動機能の衰えにより自動車に乗れなくなったときには、自転車も難しいことがあるのかも知れません。
運動機能が低下すると、
- 歩くスピードが落ち、信号を渡りきれない
- 荷物を持つとバランスが保てずふらついてしまう
- 小さな段差でつまずき転んでしまう
など、日常生活に多大な影響を及ぼす恐れがでてきます。
このようなことに事態にならないために、必要な筋肉、運動機能を維持しましょう。
筋力が衰える前から自転車に乗ることでも、バランス能力、心肺機能、運動機能の低下を抑えられます。