運転免許自主返納制度とは
加齢による身体的な能力の低下などを本人が感じ、自主的に免許証自体を返納したいといった声から制度化されました。
- 免許証がいらなくなった、
- カラダの衰えなどによって運転が不安
などの理由で、運転免許証を返納することができます。
運転経歴証明書とは
運転免許証を返納すると、返納以降の公的な顔写真付きの身分証明書がなくなってしまうという問題があります。
その問題の解決策として、2012年(平成24年)4月1日以降に交付された「運転経歴証明書」に関しては、交付後の経過年月にかかわらず、公的な顔写真付き本人確認書類として銀行など含め各所で利用することが可能となりました。
自主返納する方は年々増加しており、運転免許を自主返納した方の中で約90%の方が「運転経歴証明書」を申請、発行しているようです。
出所:警視庁-運転免許の申請取消(自主返納)件数と運転経歴証明書交付数の推移
運転免許返納の手順は
1 |
まず、事前に返納予定の運転免許証と印鑑(認印でも可)を |
2 |
代理人として親族が手続きを本人に代わって行えます。 同じように返納する運転免許証免許証をお持ちいただき、そのほかに、代理人の身分証明書と印鑑、委任状(各都道府県警察のホームページからダウンロード可能)が必要です。 |
3 |
窓口にある「運転免許取消申請書」の用紙に、必要事項を記入し、捺印の上ご提出ください。 これで免許返納の手続きは完了です。 |
4 |
運転経歴証明書が必要な場合は免許返納と同時に申請することができます。 申請には運転経歴証明書用の写真と印紙代1100円が必要です。 |
5 |
運転経歴証明書の発行までは申請してからおよそ1~2週間程度。 窓口または郵送での受け取れます。 |
運転免許返納のメリットは
運転経歴証明書を提示することで、料金の割引などの優遇措置を受けられることがあります。
高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟店、美術館、ホテル、百貨店、遊園地などでの特典。
さらに自治体や事業者等によりバス、タクシーなどの割引きなどの特典もあるので、返納した後の移動手段の補助も行っています。
また、クルマを運転することがなくなりますので
- クルマの運転による交通事故の心配がなくなります。
- 自動車税、燃料費などの出費がなくなります。
- 運転経歴証明書の特典を受けられます。
免許返納して問題となるのが、日常の移動手段。
免許返納を考えたら、電動アシスト三輪自転車を検討してみてはいかがでしょうか。